2018年04月29日

LIBOR-OISスプレッド拡大が危惧されるー流動性の低下

少し前ですが(3月末〜4月頭)、LIBORが上昇しているという記事があちこちで目についたので気になっていました。LIBORは"London Interbank Offered Rate"の略ですが、イギリスのロンドン市場での資金取引の銀行間平均貸出金利で、国際の金融市場を見るときの重要なベンチマークです(iFnance参照)。

このLIBOR(ライボー)が現在2008以来の最高値で、銀行間の短期貸出が困難になっているそうです。金利が上がっているからですね。そうすると、債権の売り手、モーゲージの買い手などにとって厳しい状況になります。

またOIS(Overnight Index Swap)というのがあって、これは翌日物金利と数週間〜2年程度までの固定金利を交換するスワップ取引です。

LIBORとOISレートはどちらも銀行間の短期の無担保融資の金利で、理論的にはほぼ同じであるべきなのが、最近、この二つのレートの間が開いてきた、つまりスプレッド拡大が増大しているという状況になっています。これは、LIBORが上昇しているためです。

つまり、銀行に資金が不足していたり取引相手銀行への信用が落ちているのが原因でLIBORが上昇しスプレッド拡大に至ったということで、流動性が低下している兆候だと見なされます。このスプレッド拡大は2008年のパニックの時ほど大きくはないそうですが、それでも異常値の域です。

James Rickards氏もMartin Armstrong氏もそれぞれ流動性の低下を取り上げ、危惧しています。また、流動性がないと、市場の変動が通常よりも大きくなります。




posted by シルバーちゃん at 08:16 | Comment(0) | 世界情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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