2017年06月15日

中央銀行や政府系ファンドなどの公共部門で金の保有量が増加

『ファイナンシャル・タイムズ』は、地政学不確実性の増大に伴い、公共部門の投資家の金準備が過去18年で最高値になっていると伝えています(2017年6月11日)。

750の中央銀行、公的年金、33.5兆ドル資産の政府系ファンドを調査したところ、2016年の時点で、金保有量は1999年の最高値から377トン増えており、推定31000トンに達しているそうです。

OMFIF(公的通貨金融機関フォーラム)のチーフエコノミストであるDanae Kyriakopoulou氏は、調査結果をまとめ、公共部門の投資家たちが、その安全資産としての地位と価格上昇に乗じて、貴金属に群がっていると言っています。

金の価格は、昨年6月のBrexitの後、そして11月のトランプ当選の直後に急上昇しました。

WGCのマーケットインテリジェンス部門の担当責任者アリスター・ヒューイット氏は、国家支援の投資家たちもも、ドル高に対するヘッジとして金の保有を増やしたと言っています。昨年、ドルはポンドに対して15%も上昇しています。

中央銀行と公共機関は、何年もの間、金の保有量を戦略的に増やしてきました。新興市場の中央銀行の多くが、多額の米ドルを保持し、集中した通貨エクスポージャーに対するヘッジとして金を購入しているとヒューイット氏は述べています。

ドルとユーロは、中央銀行と政府系ファンドの主要通貨ですが、この二つの通貨の安定を揺るがす不確実な影響が増えていく中、世界が複数準備通貨制度に向かう方向に進み、現物の金の需要が高まっていくというのがOMFIFの見解です。

そういえば、James Rickards氏は、最終的に金の価格が$10,000/オンスまで上昇することを予測しています。現在は$1,254ですけどね。氏によると、2017年末までに$1,400まで行くだろうということです。



posted by シルバーちゃん at 07:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゴールド/シルバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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